dynamics 365, XrmToolBox, Portal, ポータル

先日はこちらの記事で、XrmToolBoxというdynamics 365にてよく使われるツールを紹介しました。

XrmToolBoxに多数のツールが存在しますが、活用方法紹介の一環として、自分がよく利用するツールの使い方を共有させて頂きます。

今回の記事では、XrmToolBoxにある「Portal Code Editor」を利用し、ポータルサイトのコードを編集する方法を紹介します。

事前準備

事前準備として、XrmToolBoxのインストールとD365環境の紐付けは必要です。詳細は下記の記事にご参照ください。

Portal Code Editorを利用するために、先にConfiguration→Tool Libraryでインストールします。

Portalをキーワードに検索し、Portal Code Editor起動します。

「Load items」をクリックし、ポータルサイト環境にあるデータを全てロードしてきます。

データがロード出来て読み込まれたら、該当する内容を編集・変更することができます。

例えば、「問い合わせ」ページに編集を行いましょう。

現在のポータルサイトの問い合わせは、下記の感じで何も編集されていない状況です。

Web Pages→お問い合わせ→日本語-日本→Contentまで開けると、右側のコードが表示されます。

言い換えれば、問い合わせページのコードはPortal Code Editorの画面でも確認できます。

また、右側のコードは編集可能です。

今回は少し文字列を追加します。

Ctrl＋Sで保存したら、これで画面に随時反映させるのではなく、「Apply changes to portal」を押す必要があります。

Update中の画面です。

Update完了でしたら、改めて該当の問い合わせページを開きます。そして、先ほど行った文字列の修正が反映されました。

このように、文字列だけではなく、Portal Code Editorを活用してポータルサイトの画面は多種多様なカスタマイズが可能となります。

要はバックグラウンドのコードを書いたり編集したりのように、カスタマイズを実現されることです。

Portal Code Editorは非常に便利なツールだと言えます。そこでポータルサイト画面のコードが編集でき、編集したものを随時に画面に反映できるようになります。

こうすることで、ポータルの関連コードをより簡単に管理することができます。

ただ、デメリットも1点あります。コードを編集する時に、文法が自動検知出来ないのです。複雑かつ大量なコードが必要の場合は、Visual Studioといった専用のIDEツールを介在したほうがいいと思います。