Power Platformの資格は、試験番号の小さい順に取るものではありません。初めて学ぶならPL-900で全体像をつかみ、その後は「アプリ作成」「開発」「データ分析」「アーキテクチャ」のどれを仕事に使うかで選ぶと、学習範囲を絞りやすくなります。
2026年10月2日更新:2021~2022年に紹介したPL-200/PL-400からPL-600へ進むルートは、現在の新規取得ルートとしては使えません。資格の退役と新試験への移行を反映し、取得順序を見直しました。
目的別:今から選ぶPower Platform関連資格
| 目的 | 確認する資格・試験 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 基礎から理解したい | PL-900:Power Platform Fundamentals | 製品の役割と業務への使い方を学ぶ入口。他の認定資格の必須条件ではありません。 |
| AIを活用した業務アプリを作りたい | AB-410:Intelligent Applications Builder Associate | Copilot、自然言語、ローコードを使うソリューション構築が対象です。 |
| コードや連携で拡張したい | Power Platform Developer Associate:PL-400 → AB-400 | 2026年10月は移行期間。申込日と受験日を確認してください。 |
| Power BIで分析したい | PL-300:Power BI Data Analyst Associate | データ分析が目的の人向け。アプリ開発資格の前段階ではありません。 |
| AI業務ソリューションを設計したい | AB-100:Agentic AI Business Solutions Architect Expert | 実務経験に加え、認定取得には対象のAssociate資格も必要です。公式ページの前提資格を確認します。 |
これは学習目的に応じた選び方です。旧試験と新試験は、名称だけを置き換えた同じ内容とは限りません。受験言語、出題範囲、前提資格は各公式ページで確認してください。
PL-400からAB-400への移行日程
Microsoft公式ページは、PL-400の登録終了を2026年10月16日、登録済み受験者の受験可能期限を10月30日と案内しています。AB-400は10月16日から提供予定で、予約は既に案内されています。境界日に予約する場合は、実際の予約画面と公式の最新案内を確認してください。
すでにPL-400を学習している人は受験可能日を先に確認し、これから始める人はAB-400の試験概要と学習ガイドを読んでから教材を選ぶのがおすすめです。資格名が同じでも、古い模擬問題だけで新しい範囲をカバーできるとは限りません。
PL-100・PL-200・PL-500・PL-600は退役済み
| 旧試験・関連資格 | 認定資格の退役日 |
|---|---|
| PL-100:Power Platform App Maker Associate | 2024年6月30日 |
| PL-200:Power Platform Functional Consultant Associate | 2026年8月31日 |
| PL-500:Power Automate RPA Developer Associate | 2026年6月30日 |
| PL-600:Power Platform Solution Architect Expert | 2026年6月30日 |
出典:Microsoftの資格退役一覧、App Makerの退役案内。退役した資格をすでに持っている場合と、これから新規取得する場合は扱いが異なります。有効な資格は期限まで履歴に残るため、Learnプロフィールで自分の状態を確認してください。
おすすめの学習順序
1. 仕事で作りたいものを決める
例えば、申請を受け付けるアプリ、承認を自動化するフロー、売上分析レポートなど、一つの成果物を決めます。資格の名前より先に用途を決めると、学習の優先順位が明確になります。
2. 基礎が不足していればPL-900の範囲から学ぶ
Dataverse、Power Apps、Power Automate、Copilot Studioなどの関係を説明できるか確認します。基礎を理解している経験者は、目的に合った資格の学習から始めても構いません。
3. 公式学習ガイドと小さな実装を往復する
試験範囲を読んだら、学んだ機能を小さなサンプルで動かします。「作れる」だけでなく、権限、保守、エラー時の動作まで説明できる状態を目標にします。
4. 受験前に資格ページをもう一度確認する
教材の出版年より、受験日に適用される試験範囲を優先します。アーキテクト資格を目指す人は、必要なAssociate資格と自分の有効期限を併せて確認してください。
受験料・割引・領収書の確認
受験料は国・地域や試験で異なるため、一律の金額を前提に予算を決めず、予約画面で確認します。イベント特典は対象試験と期限があるので、参加しただけで無料受験できるとは限りません。
学習イベントについてはMicrosoft Virtual Training Dayの参加方法と試験割引、精算用の書類についてはピアソンVUEの領収書を確認・再送する方法を参照してください。
過去の受験体験談を読むときの注意
以前の受験経験は、学習の進め方や実務とのつながりを知る参考になります。ただし、次の記事は当時の試験制度に基づく記録です。現在の申込手順や取得条件としては使わないでください。
PL-200の受験体験談(旧制度)
PL-600の受験体験談(旧制度)
新規取得する資格を探すときは、Microsoft Learnの最新資格一覧から、現在提供されている資格と学習リソースを確認してください。


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